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ウナムのまなざし

せっかく撮った写真だから、公開してみよう。 

リズムかな(BlogPet)

きょうは、シマが俳句を詠んでみようと思うの

 「年齢に 一緒されたる リズムかな」


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「シマ」が書きました。
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  1. 2006/10/30(月) 14:09:58|
  2. シマのお言葉
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さらばハサンケイフ  

チグリス川と橋げた

※ティグリス川と立派な橋げた

クルド人たちとの楽しい交流を経て、
最後にハサンケイフを一緒に観光した4人とチャイをした。
言葉ははっきりいってほとんど通じなかったけれど
彼らのおかげで本当に楽しい時間になった。

いつもにやにやニヤケさん。
そしてその彼女さん。
クルド人としての誇りを静かな瞳で情熱的に話してくれたサラサラ銀髪さん。
とくに紹介しなかったけれど、いつもやさしい顔で
おもにニヤケと彼女の写真を撮ったりと手助けをしていたアシストさん。


本当にいい人たちだった。
残念だけど、彼らはこれからディヤルバクルに戻るそうだ。
僕らは次の地へ向かう。


チグリス川

※チグリス川と銀髪さんとアシストさんとリョム(兄)




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  1. 2006/10/30(月) 05:05:05|
  2. 2006年トルコ イタリア スイスの旅
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意味と価値  @ハサンケイフ

裂け目

※裂け目



さっくりと割れた岩。
どうしてあんな裂け方したのだろう。
自然に割れたのか、人が削ったのか。


下のほうには人が住んでいた形跡が見える。
岩に穴を開けるくらいだから削った可能性もあるだろう。

とにかくものすごい高低差と広さの中にハサンケイフは展開されていた。


人々の暮らしの跡

岩山の上も人々の住んいた形跡が残っている。
中に入ると天井が煤で黒くなっていた。
かつての人の営みが感じられた。


この岩の上に広がる、石ばかりの世界で当時の人々は下から食物を汗をたらしながら上がり
どこまでも澄み渡る空の下で、踊ったり、食べたりしたのだろうなと想いを馳せる。


もし、ここに人が住んでいなかったら、ここはただのいい景色の場所だったのだろう。
それに人が文化の跡を残したことで、意味合いが変わった。
昔の人がここを好んでここで暮らし、そしていなくなった。
しかしいなくなってなお、当時の人と同じ感覚がわずかながらわかる。


景色のいい場所には建物が建っている。
坂には階段がある。
坂の上には広場がある。





一番高い場所にある広場には一本だけ木が立っていた。
最高の景色の広場の真ん中に一本だけ。
誰が植えたのか、自然に育ったのかはわからない。
でもこの低い木ともいえない緑しかないところで一本だけあるのは不思議だった。


木が一本だけ立っている。
広場の中心になんでもない木が一本立っている。

景色としてはただそれだけのことだ。
しかし、そこにどうしても意味を考えたくなってしまう。
なんでここに一本だけ生えているのだろう。
かつての支配者が植えたのだろうか。
人々のシンボルとして植えられたのだろうか。


景色だけを見れば、ただの川、ただの岩山、ただの廃墟、ただの一本の木、ただの裂け目。

ただきれいだだけでもいいのだけど、そこに意味を見出したい。
何かを取り入れたい。
何かを感じたい。
無理やりじゃなく、自然に反応したい。
自分の内面を揺さぶりたい。


それが僕にとっての観光なんだろうなぁと思った。







どうぞコメントとクリックを僕にくださいませませ。
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  1. 2006/10/28(土) 06:06:06|
  2. 2006年トルコ イタリア スイスの旅
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赤い彗星 @ハサンケイフ

花とクルドの人々

※花とクルドとハサンケイフ

過去最大のモテ期を堪能した僕ら。
しかし、僕らが遭遇したのは女の子たちだけではなかった。

ハサンケイフはどうやらクルド人にとっての結構な観光地らしく
本当にいろんな人たちがバスで乗り入れてやってきていた。

僕らが観光を始めたとき、ティグリス川のほとりで音楽に合わせて踊る人々がいた。


「わぁ~陽気な人たちだなぁ~」
と手つないで輪になって踊る人たちを見ていた。
男女混合で、どうやら年齢は大学生っぽい感じだった。


岩山の広場に出ると、女の子にも囲まれたのだが、学生さんたちとも遭遇した。
どうやら下で踊ってた人たちみたいだった。

横を通りすぎようと思ったが、僕らは当然目立つので彼らに発見された。
あれよあれよと取り囲まれる。
リョムが写真撮影に借り出され、僕はそれを眺めていると・・・
僕の周りにも学生さんたちの人だかりが。
彼らは僕の手を持ち、小指と小指を結びける。
そして、右足を出して、左足をだして、右足をだして、左足をさげて・・・

といった感じでなにやら教えられる。
真似していると・・・
いつの間にかみんなの小指がつながり、ひとつの輪が。


そして・・・






ダンススタート!!




腕を振るというか肩ごと輪を描く感じでリズムを取る。
するといつの間にか体全体でリズムを刻んでいる。
みんなで同じステップを踏む。
そして歌いだすクルドの学生たち。

戸惑いながらも、一生懸命にステップを踏んでいると
音楽が加速!

ランラララランラランラララランララララ~~~~♪

メロディーも加速!

ステップも加速!

輪の回転も加速!!

みんな笑顔で、笑顔がすごい勢いでグルングルン回転していた。

なんだろう、不思議なエネルギーを感じた。生きる力というか。

悩みなんか吹っ飛びそうなエネルギーがあふれていた。





そしてダンスの最後に、なにやら掛け声を教えてもらう。
僕がそれを言うと、全員で同じ言葉を叫んで ワ~~~~~!っと盛り上がって解散となった。


いったいどんな意味の言葉だったのだろうか。
掛け声を3・2・1に置き換えて再現すると

僕が「スリー ツー ワーン」っていうと
みんなが「スリーツーワーン スリーツーワーン スリッツッワン! スリッツッワン! スリッツッワン! オ!オ!オ!オ!オ! うおおおおおおおお!!!」

って感じで高ぶりながら盛り上がる感じになる。


とにかく盛り上がった。


そんな学生君の中に赤い服をきた人がいた。
彼はなんだろう・・・ホモっぽいからすごい印象に残った。
僕らのことをすごく気に入ってくれて、
基本的にトルコで挨拶するときは、握手しながら両ホッペにチュ、チュっと音を鳴らすのだが
彼の場合は、ブチュ!ブチュ!って感じだった。
その勢いからか、リョム(兄)が「赤い彗星」と命名していた。


そんな彼らともずっと一緒にいるわけにもいかないので、途中で別れたのだが
結局向かう場所はハサンケイフの一番高い場所。
ということで、途中でまた遭遇することに。



僕らを見つけるなり、赤い物体がこっちの方へ駆け出してきた!
そう、ホモっぽい彼だ!まさに赤い彗星!
両手を広げながら最大限の喜びを表現しながら走ってくる。

そして熱い抱擁!
そして熱いキッスの挨拶!!
普通なら「チュ!チュ!」という音がするのだが
赤い彗星の場合は「ん~チュ!チュ!」
と「ん~」が入るのが妙に気になった。




そして恒例の掛け声タイム!
僕の掛け声で「うおおおおおおおお!!!」という盛り上がりに!
その最中にパシャリ
学生たち

※歓喜  左の方にいる赤いのが、彗星だ!


クルド人たちの熱烈な歓迎と、彼らの生きるエネルギーというか
繋がることによって増幅される幸せの波動というか
正しいつながり方というか、上手な力の使い方というか
これから生きていく上でヒントになるものをすごく感じた出会いだった。




ちなみに一枚目の写真は、遠くから手を振ってきた彼らを撮ったもの。
よくみると・・・赤い彗星が見える。。。


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  1. 2006/10/26(木) 09:09:09|
  2. 2006年トルコ イタリア スイスの旅
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モテキング @ハサンケイフ

モテモテ戦記

※腕を組まれるリョム(兄)とちょっと控えめな僕
 



リョム(兄)は僕に言った。



「いままでで一番モテた」





[モテキング @ハサンケイフ]の続きを読む
  1. 2006/10/24(火) 07:07:07|
  2. 2006年トルコ イタリア スイスの旅
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きょうシマは(BlogPet)

きょうシマは、ここへウナムと子が記念したよ♪


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「シマ」が書きました。
  1. 2006/10/23(月) 13:25:41|
  2. シマのお言葉
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記念写真は・・まかせて! @ハサンケイフ

ハサンケイフ最高!

※ニヤケとニヤケの彼女とサラサラ銀髪さん


僕は旅行の写真が好きだ。

旅行写真は奥が深い。

まず、状況がわからないといけない。
だから花のアップや顔のアップばかりを撮っていてもいけない。

そして大事なのは人の表情。
旅行写真は人が入っていないと退屈だ。

その分ブログの写真としては非常に使いにくくなるのだけど
旅行写真は人をできるだけ人をいれるのが基本だと思っている。
同行者がいるならばなおさらだ。


人を撮るときは、自然な表情が撮りたい。
ひとつの方法として、カメラを意識させないために、気づかないうちに撮るという方法がある。

しかし、記念写真を撮るときはそういうわけにもいかない。
みんなの前に立ち、みんなに注目させて撮るわけだ。

このときにカチンコチンの笑顔になってしまっては元も子もない。

そのときの気持ちが反映されたものにしないといけない。


とはいっても僕がテクニックを持っているわけではなく
ただ、3、2、1、パシャと撮っているだけだ。

いたって普通。


ただ気をつけるのは、そのときの気持ちを逃がさないということ。
撮影に時間をかけると、楽しい気持ちが逃げてしまう。
だから早さが必要だと思う。

よって、3、2、1のカウントは結構早めで言うようにしている。

僕はまず撮り直しはしない。
なぜなら、もう自分も相手も気持ちが変化してしまっているからだ。

同じ写真は撮れない。

こりゃダメだと思ったら、その写真はあきらめるようにしている。
それか完全に仕切りなおしてもう一度撮る。
気持ちを充填しなおすのだ。


そうやって僕は撮っている。


精神論的に撮っているから、テクニック的なことは参考になりませんからあしからず。。。
メソポタミアを感じる

※銀髪さんともう一人。


そんなこんなでこのハサンケイフでも記念写真的なものをいくつか発見。
それが上の2枚。

ニヤケの表情とかを見てると、楽しかったなぁ~って思い出されます。




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※この記事は予約で更新しました。今頃ぼくは伊豆半島にいると思われます。
 なのでお返事遅れてます。でもコメントは遠慮なくどうぞ~!

  1. 2006/10/22(日) 08:08:08|
  2. 2006年トルコ イタリア スイスの旅
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クルディスタン  @ハサンケイフ

メソポタミア


ハサンケイフを一望できる山の上で、銀髪さんが僕に精一杯の英語で語りだした。
「僕たちはクルド人だ。
 クルド人はトルコ・イラン・イラク・アルメニア・シリアに住んでいる。
 そこには3000万人のクルド人がいる。
 僕たちはその地域をクルドの国、クルディスタンと呼んでいる。
 そのクルディスタンの首都がディヤルバクルなんだ」


世界地図にクルディスタンという国は存在しない。
しかし、彼らの中では確かに存在している。
ディヤルバクルを首都としたクルド人の国が確かに肌感覚でそこにあった。

通常の知識ではトルコの一都市にすぎないディヤルバクルが実はクルド人の首都という大きな意味合いを持っていたということは僕にとって面白い感覚だった。
岩の上の緑


クルド人は長らくオスマン=トルコ帝国領内で生活していたが、
第一次世界大戦でオスマン帝国が滅亡すると、英・仏によって都合のいい国境線を引かれ
民族は先にあげたように、トルコ・イラン・イラク・アルメニア・シリアに分断されることに。
(逆に国をもらったのがユダヤ人ね)

トルコでは、政府が単一民族主義、つまりトルコにはトルコ人しかいないという考え方をしたので
クルド人なんてものはいないという表現までされたりしたらしい。
アイデンティティの否定ほどアイデンティティを覚醒させるものはなく
実際、それからクルド人の独立を求めるクルド労働者党などができて、
ゲリラ・テロなどを行ったりしている。


そんな事情もあって、トルコ人とクルド人の関係はよいものではないらしく
トルコ人の多いイスタンブールで「東の方へいく(クルド人は東の方にすんでいる)」というと

「なんで東なんていくの?」
「なんにもないよ」
「危ないよ」

と結構真剣に不思議がられたり、止められたりする。
仕舞いには、「クルド人に襲われるよ」とまで言われたりする。

しかし、一方で東や、ほぼトルコの中心の、東や西でもないようなとこから出てきてる人に聞くと
「東は美しい・・・」みたいなことを言われる。


だから今回、東の方へいくのはためらったりもしたのだけど
行かなかったら悔いだけが残る!一見は百聞にしかず~~~!!と決意して出発した。
結果としてワンやハサンケイフで素敵なクルド人たちと出会うことになった。



広々大地


銀髪さんは静かな声でクルドについて情熱的に語った。
お互い稚拙な英語しかできないので、ちぐはぐだったが、
それでも熱意が僕らを結びつけた。
たぶん僕は大体は理解したと思う。



銀髪さんは僕にクルドの言葉を教えてくれた。
「ありがとう」はトルコ語ではテシェッキュルエデリムなのだが
クルド語では「スパース」

「グゼル(素晴らしい・美しい・おいしい)」は「ボシュ」

「ナスルスナス(ご機嫌いかが)」は「チャワニ」

ここで「チャワニ」って言葉を習って、
どうも東へ来ていらい「ナスルスナス」をあんまり聞かないなぁ~と思っていたのだけど
みんな「チャワニ」って言っていたことにハタと気がついた。


そして、5つぐらいのクルド語を習得した僕は、さっそくその辺にいるクルド人に
「チャワニ?」と話しかけてみる。

自分の言葉で話しかけられたときの彼らの反応は、、、、


目を驚きで煌かせ、「おめぇクルド語しゃべれるのか~~!?」みたいなこと言いながらうれしそうに近づいてくる。
現地の言葉を使うことは相手との距離を一気に縮めてくれる。


亡国のクルド人は素朴で熱い人たちだった。


ニヤケたちは相変わらず遠くでいちゃいちゃ撮影会をしていた。。
こっちも相変わらずアツかった。




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  1. 2006/10/20(金) 09:09:09|
  2. 2006年トルコ イタリア スイスの旅
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  4. | コメント:28

二人の幸せに @ハサンケイフ

完璧

※ニヤケと彼女とラブラブと


寄り添う顔。
回された手。
くっついた腰。
安定した二人のシルエット。
そしてニヤケたニヤケ。

最高の天気
最高のデート日和。



僕はカメラを構えた。

そして撮った。

愛を感じる二人を撮った!




二人の愛に乾杯!
ニヤケに乾杯!!



失敗

※失敗写真


おっと、こちらはその一枚前の失敗写真。
僕のバックパックが左上に転がってます。


最後までずっと寄り添っていた二人
様になりすぎて、思わず写真を撮ってしまった。

この写真を彼らに送ってあげねばと思いつつ、時は過ぎていく。。。



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  1. 2006/10/18(水) 12:00:00|
  2. 2006年トルコ イタリア スイスの旅
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こないだ(BlogPet)

こないだ、ウナムが
ワンはでっかい街だけあってバス知識もしっかりしており、
トルコ名物、無駄に立派なバスに乗ることに。
って言ってたよ。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「シマ」が書きました。
  1. 2006/10/16(月) 14:02:20|
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知識と繋がる現実  @ハサンケイフ

谷間

※谷間

ハサンケイフは「クルドのカッパドキア」と呼ばれているそうだ。
カッパドキアとは奇岩で有名なトルコの世界遺産である。
確かに岩をくりぬいて住居にしている部分が似ている。


岩山を登っていくのだが、最初に料金を払わないといけないらしい。
しかし、なんとニヤケさんがどどーんと僕らの分まで払ってくれた!!
このときばかりはちょっとエロいニヤケ顔が、素敵なスマイルニヤケに見えた。


僕とニヤケ達の共通点。
それは「先生」ということ。
厳密にいえば、僕は3月で家の仕事に就くために先生を辞めてきていたのだが
面倒くさいので先生ということにしておいた。

「オーレトゥメン」 トルコ語で先生を意味する。

僕らは肩を叩き合って「オーレトゥメ~ン♪」と言い合った。
みんなでニヤケ顔だ。

意気投合した僕ら。
岩山をずんずん登っていくと、当然だがどんどん谷が深くなっていく。
そして、その上に素敵な景色が待っていた!!

チグリス川

※あの川は!!!

サラサラ銀色ヘアーの先生が僕をつんつん・・とつついてきた。
そして川を指差し呟いた。

ティグリス

?!


なんだって、あれが歴史で必ず出てくる四大文明のひとつ、シュメール人が作ったといわれるメソポタミア文明の母なる川、ティグリス=ユーフラテス川のティグリス川ですって~~~!!!


「楔形文字!!」


僕は思わずんだ!


銀髪さんは当然「?!」って顔だったが。


僕が「メ・ソ・ポ・タ・ミ・ア」と日本語で言ったら、通じたようですごくうれしそうな顔でウンウンうなずいた。


静かで知的な感じの銀髪さんと僕の間になにか熱いつながりが生まれた気がした。
クルディッシュピーポー

※ちなみにサラサラ銀髪さんは僕(右端)の左隣のお方ね


あのガンジスよりナイルより黄河より不思議な響きを持っていて
昔から気になって仕方なかったティグリス川がいま目の前に!!!

僕は興奮が止まらなかった。
きっと鼻息が荒かったことだろう。

しかし、「メソポタミア! ティグリス!」と鼻息荒く繰り返している僕をみる
銀髪さんの目はとんでもなく優しかった。 

リョム

※アツアツニヤケカップルと少々寝癖が気になるリョム(兄)カメラマン

普段ならバス会社の事務所に重いバックパックを置いていくのだが
なんと、ここにはバス停しかなくバックパックは置けないとのこと
全荷物を背負った僕らのハサンケイフ登山?がはじまった!!



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  1. 2006/10/16(月) 12:57:45|
  2. 2006年トルコ イタリア スイスの旅
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ニヤケた男 @ハサンケイフ

ハサンケイフ入り口

※ハサンケイフ入り口


ワンからディヤバクルまで大きなバスで移動した僕らは
ディヤバクルからハサンケイフまでミニバスで移動することになった。

トルコで日本人自体が目立つ存在なので、興味津々の視線には慣れているはずだったのだが
前に席に座った男が、チラチラ、チラチラ僕らの方を見てくる。
そしてにやにやしている!
にやにやしてるからニヤケと呼ぶことにしよう。

ニヤケがあまりにもこっちを見てくるので気になって仕方がない。
そのうちお決まりの質問三段活用「どこから来たのか?どこへ行ったのか?どこへいくのか?」
が襲ってきた!

僕は「ジャポン ワン ハサンケイフ」と返した。


まずジャポンで「わ~~~~お」って好意の反応
ワンで「アクダマル グゼル(素晴らしい・美しい)」というお決まりのアクダマル島の反応
ハサンケイフで「おぉ~う」って妙な反応。


ニヤケは「俺らはディヤバクルから来て、これからハサンケイフ行くんだぜ!」
っていうようなことを、ペラペーラっとトルコ語で話してきた。


ん?俺ら?


彼らはどうやら4人組のようだった。

そして窓の外にはの~んびりとした丸っこい大地が続いていたのだが
急に大地が割れ、大きな川と大きな壊れた橋げたが現れた!

すごい!
写真を撮りたい!!!と思ったらそこがハサンケイフだった。



喜び勇んでバスを降りると、4人組が僕らを呼び止めた。
どうやら一緒に観光しよ~ぜ!ってことらしかった。

それで昨日の写真に繋がる↓
クルディッシュピーポー

※というわけで一緒に旅をすることになった写真 左端がニヤケさん


僕らはとりあえずトルコの定番、チャイを飲むことに。
そして彼らが持ってきたお弁当をご馳走になった。
ちょこっと辛いスパイスを塗ってあるナンみたいなものだった。

食べてしまったら反応を示さないと、好意と興味の視線が許してくれない。
こんなときには無難な返事の王様「グゼル!(すばらしい・うまい)」を使うっきゃない!
もちろん全力の笑顔だ。
(実際おいしかった)

当然彼らは喜び、もっと食べろという展開に。
たくさん食べたのでリョム(兄)がトイレへ行ったことを覚えている。


腹ごしらえもしたとこで、彼ら4人と、僕ら二人のハサンケイフ観光が始まった!!


おまけの男

※バスでにやけて僕を見てきたニヤケさんとその彼女さん とおまけの僕


この後僕らは延々とニヤケたちのラブラブっぷりを見せ付けられることに!


次回:ニヤケと一緒にハサンケイフ





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  1. 2006/10/14(土) 12:48:56|
  2. 2006年トルコ イタリア スイスの旅
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  4. | コメント:30

ハサンケイフ へ

ワンで素敵な出会いと経験をした僕らは、次にハサンケイフという場所に向かった。

ワンはでっかい街だけあってバス会社もしっかりしており、
トルコ名物、無駄に立派なバスに乗ることに。

エルズルムからここまで、オンボロミニバスにしか乗っていなかったリョム(兄)は
ベンツ製のバスに驚いていた。


トルコの長距離バスは乗り込むとチケットに書いてある指定席に座ることになる。
出発すると、まず香水のような消毒の液体を手にかけられることに。
最初はなんだこれは?!と思うのだが、
顔を洗ってる暇がなかったりしてる旅をしていると、この香水入りの消毒液で
なんだか清々しい気分になってしまうので不思議だった。
バスには必ずボーイさんみないな人がいて、身の回りの世話をしてくれる。
そしてジュースやお菓子が走行中に配られる。
ボタンを押せば席に来てくれたりもする。
飛行機のようなサービスである。

まぁ僕らの場合は特にボタンを押さなくても向こうが勝手に興味津々でよってきてくれるのだが。。。

ここでトルコをちょっと振り返っておこう。
以前も使ったけれど、ヨーロッパにおけるトルコの位置を確認。
eu

※EUとASIA



そしてトルコの周辺の地理を確認。
トルコ周辺

※トルコ周辺の図


そして僕らはイスタンブール→エルズルム→ドウバヤズット→ワンと旅をしてきたわけだ。
ワンの南西にディヤバクルという、一部の人々にはあこがれの街がある。
なぜここに妙に惹かれてしまうかといえば、ディヤバクルはクルド人の首都といわれているからだ。


クルド人はイラン・イラク・シリア・トルコなどにまたがっている民族で
トルコ政府の見解では、トルコにクルドなんて人々はいないといわれるくらいの扱われようだったりもするらしい。(曖昧・・・)
クルド人とトルコ人は仲が悪いという話だ。
最近このクルド人たちのイスタンブールでテロ活動が活発になってきてる。


そんなディヤバクル。
本当は寄ろうかと思ったけれど、地球の歩き方を見たら、そんなに面白そうな感じではなかったので飛ばしてしまった。
で、僕らが向かったのは、ディヤバクルから数時間と書いてあった場所。
その名もハサンケイフ
なにやら良い景色らしい。



僕らはディヤバクルのオトガル(長距離バスターミナル)から一歩も出ることなく、そのままハサンケイフ行きのミニバスに乗り込んだ。
ハサンケイフへ

※ハサンケイフへ




そして、ハサンケイフで新しい仲間とであった~~~~~~~(ウルルン滞在記風)
クルディッシュピーポー

※出会い




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  1. 2006/10/12(木) 13:03:47|
  2. 2006年トルコ イタリア スイスの旅
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  4. | コメント:23

振り返り その9 エルズルム~ドーバヤズット~ワン

イタリア・スイスを経てトルコにやってきた僕ら
総集編もいよいよラスト。
一気に本編に追いつきます。
(ただ振り返るのに僕が飽きただけだったりするのは内緒)


イスタンブールから僕らはトルコの東の方へ向かった。

トルコの物価は西高東低となっており、僕らは飛行機で降り立ったエルズルムで洗礼を受けることになった。
必死の形相

※追いかけてくる客引き

エルズルムの空港から長距離バスターミナル(オトガル)まで移動すると
いきなりオトガルの前で待っていた若者の群集に追いかけられ、そして取り囲まれた。
そこで繰り広げられたのはバスの客引きバトル。
なんせ本気でケンカをする。
僕らに対しては笑顔を見せるが、商売敵にはすごい形相で怒鳴る。
リョムはいきなりの出来事に固まってしまっていた。



彼らの貧しさはいかほどか分からなかったけれど、僕らはとにかくイランとの国境の町、ドウバヤズットへ向かった。
ドウバヤズットは曇り時々雪の世界だった。
トルコの最高峰アララット山も雲の中。。。
僕らはメテオホールや、ノアの箱舟、イサクパシャの宮殿を霧の中、見て回った。
といってもメテオホール以外は見えないも同然だったが。。。

穴の奥

※メテオホール(隕石の落ちた穴)


イサク・パシャの悲劇

※雪のため門を開けてもらえなかったイサク・パシャの宮殿


僕らは早々にドウバヤズットに見切りをつけ次の街ワン(van)へ向かうことにした。
その日の午後にはワンに到着。

ワンといったらワン猫。
左右の目の色が違う猫が有名だ。
大学の繁殖施設で戯れてきた。
かわいさにとろけるかと思った。
ワンケディ

※ワン猫にゃーん


mosq

※ホテルの近くにあった美しいモスク。ワン湖の色


しかし、ここでは僕の会話集がなくなるという恐ろしい出来事が。
どこに置いてきてしまったのか絞り込めず、
とにかく周りのトルコ人や英語のちょっとできるフランス人に事情を話した。
次の朝、バス会社のボスが僕に笑顔で会話集を渡してくれたときはホッとした。
どういう経路でボスのとこにたどり着いたかわからなかったけれど
とにかくトルコ人の人を介してのネットワークの濃さに驚かされた。
素敵な笑顔

※バス会社のボスの似顔絵

会話集も見つかり、最高の気分でワンの観光地アクダマル島へバスを乗り継いで向かった。
アクダマルとリョム

※アクダマル島とリョムとワン湖

アクダマル島はワン湖に浮かぶ美しい島。
ワン湖も南国の海のようなすばらしい色合いで僕らを迎えてくれた。
陽が当たると当たらないとでは全然色が違って驚いた。
アクダマルの修道院

※アクダマルの教会

アクダマル島にはひとつだけ建造物があった。
それがこの修道院。
旧約聖書の世界のレリーフがたくさん残っている。
生きてる世界の地盤が違うと思った。


ゴレンジャー

※ゴレンジャー

ワン城で出会った子どもたち。
みんな人なつっこくて可愛い子どもたち。
でもそこにあったのは貧困の気配。
ワン城の景色

※ワン城からワン市街を見る


高低差

※ワン城


そんな貧困を感じる人々のすぐ横にそびえたっていたのがワン城。
紀元前からここにあるという人工物にかつての繁栄を想う。
西洋的でもアジア的でもない不思議な城。
どこか宮崎駿を感じるワン城は、信じられないほどの崖の上にあった。



ピデ屋@ワン

※ワンのピデ屋で


ワンの人々は本当に気さくな人が多かった。
基本的に日本人はいないので、チヤホヤ状態に。
二日間通ったことで仲良くなったピザ屋の人々と写真を撮った。
みんな全力で表現してくれてうれしかった。


当時の記事はこちら
その①トルコ講義
その②思うようにはいかないもんだな。(つぶやきながら階段をのぼる)
その③必死に生きる
その④メテオホール@ドウバヤズット
その⑤されど楽し
その⑥ロカンタとおじさん
その⑦ナスルギディリル
その⑧予感
その⑨幸せの部屋
その⑩ワンケディ @ワン
その⑪長い一日の終わり
その⑫ボスのほほえみ
その⑬アクダマル島へ@ワン
その⑭ワン湖の上で
その⑮アクダマル島
その⑯突然あらわれる感覚
その⑰アルメニア教会
その⑱存在の形跡
その⑲シロシ
その⑳ゴレンジャー現る
その21バーベキュー@ワン城
その22敵か見方か@ワン城
その23王の目@ワン城
その24ひぇぇえええ@ワン城
その25果てしない大空と広い大地とワン城@van
その26パラ@ワン城
その27なじみの店@ワン
その28ありがとう、そしてさようなら@ワン





我ながらたくさん記事を書いたもんだ。
というか、これらの記事をここからリンクさせるのが結構めんどくさかったりする。。。
なにはともあれ、一気に本編に追いつきました!
この連休は氷点下の八ヶ岳へ登りに行ってた上に、風邪まで引いたのでちょっと更新が滞りました。
そして今日は中日の優勝を見守っていたらこんな時間に。
暇な方よかったら上の記事を全部チェックしてみてくださいね。
ひょっとしたらリンク失敗してるとこがあるかも。。。。



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  1. 2006/10/10(火) 23:22:07|
  2. 総集編~イタリア・スイス・トルコの旅~
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きょうシマは洗礼したいなぁ(BlogPet)

きょうシマは洗礼したいなぁ。
けれどウナムは物価投票♪
けれどサンモリッツでウナムが洗礼したかも。

今日、ウナムが前日興奮しすぎてしまったのか、この日は振り返りに襲われお昼のほとんどをホテルで寝て過ごした。
って言ってたよ。
*このエントリは、B l o g P e t(ブログペット)の「シマ」が書きました。




*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「シマ」が書きました。
  1. 2006/10/09(月) 11:45:40|
  2. シマのお言葉
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振り返り その8 トルコ イスタンブール編

イタリア・スイスを回ってトルコにたどり着いた僕ら。
本当はイスタンブールに3日くらいいてからイタリア・スイスへ行ったので
時系列がちょっとおかしいけれど
イスタンブールをまとめてみました。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・



イスタンブール旧市街。
ローマの首都でもあった街。
コンスタンティノープルと呼ばれたことがある街。
幾重にも城壁に囲まれた街。
海の香りがする街。
急な斜面の上にある街。


その真ん中に二つの大きなモスクがある。
それがブルーモスクとアヤソフィアだ。



ブルーモスク

※ブルーモスクことスルタン・アフメット・ジャーミー



スルタンアフメットジャーミー

※ブルーモスク内部 美しき世界



ブルーモスクは今も宗教施設として機能しており、礼拝の時間になると入ることができなくなる。
全体のイメージが青いことからブルーモスクといわれるようだ。
ミナーレとかミナレットとかよばれる尖塔が通常大きいモスクで4本なのに6本もあるのが目印である。
カーバ神殿の方の方向には美しいステンドグラスが用意されおり、意識は聖地メッカへとばされる。




アヤソフィア 接近

※アヤソフィア




もすく

※アヤソフィア内部

ブルーモスクに対峙するようにあるのがアヤソフィアである。
ブルーモスクの曲線的なデザインとは対照的に、こちらはごつごつ角ばった感じがある。
それはもともとイスラム建築として建てられたブルーモスクと違い
アヤソフィアは当初はビザンツ帝国のキリスト教の聖堂として建てられたものだからだ。
だから他のモスクと違い、内壁は黒を基調としており、それはヴェネツィアのサンマルコ大聖堂や、ローマのサンピエトロ大聖堂を想わせる。
ローマの血が流れるこの建物は何百年という時を役割をイスラムのモスクに変えながらも奇跡的に現在まであり続けた。
そんな歴史の重みを感じる建物である。



絵

※アヤソフィア内部のキリスト教のなごり

内部の漆喰の下にキリスト教時代の絵が塗りこまれていることが発覚し
現在はアヤソフィアは博物館として、それを公開している。
つまりここで礼拝が行われることはない。



アヤソフィア ライト

※アヤソフィアの黒い魅力

闇が多いのもアヤソフィアの魅力だろう。
安っぽいというか、裸電球というか、剥き出しのライトがトルコっぽいなぁと思いつつ
異国の光に見とれた。




メドゥーサ

※地下宮殿のメドゥーサさん
アヤソフィアのすぐ隣には地価宮殿が広がっている。
油断していると見過ごしてしまいそうな地味な家が入り口になっている。
地価に入るとフォォオオオンっとした音楽が流れ、冷気が絡みつく。
地価宮殿は貯水池としてつくられたらしいが、長年忘れられていたというすごいとこ。
みんな家の下に穴をあけて釣りをしていたという話だが、それに疑問はなかったのだろうか。
地価宮殿が発見されたのは意外に最近。公開されたのも10年まえくらい。
歩いていると上からピッチョンピッチョン水が滴ってくる。甘んじて受けよう。

モスク

※スレイマニエモスク?よくわかりませんが、大学の近くのモスク

イスタンブールではイスタンブール大学のエフェさんたちと仲良くしてもらった。
ただイスタンブール大学には学生しか入ることが出来ず、
中には美しい庭があるらしいのだが、警備員に阻まれて入ることができなかった。
誰でも入れる日本の大学とは大違いだ。


チョルバ

※愛すべきチョルバス(スープ)を食べる僕

トルコ語でスープをチョルバスというのだが、これがうまい。
トルコならではな味がする。
あ~おいしかった♪


サバサンド

※ガラタ橋でサバサンドを食べるリョム

新市街と旧市街をつなぐガラタ橋の上では、あのサバサンドを食べることができる。
パンに焼きたてのサバを挟んだだけなのだが、うまい!と思った。
醤油をかけたらまたおいしいかも、とも思った。



旧市街 遠景

※ガラタ塔からの眺め

旧市街を眺めれる場所にガラタ塔はある。
まさに旧市街を一望だ。
トプカプ宮殿からブルーモスク、アヤソフィア、港にガラタ橋。
美しかりけり。


トラム

※旧市街を駆け抜けるかっこいいトラム

そして石畳の旧市街を走るのがトラム。
デザインも近代的でなかなかかっこいい。
トラムの道を自動車が逆走していく様子を見かけるので、大丈夫かな?と思うのだが大丈夫なのである(笑
街並みにあわせた乗り物もいいけど、ギャップのある景色も捨てがたいと思った。



過去の記事たち
その①イスタンブールへ
その②スルタン・アフメット・ジャーミー
その③アヤ・ソフィア
その④キング
その⑤地下宮殿
その⑥スレイマニエ・ジャーミー
その⑦トルコ絨毯
その⑧チョルバ
その⑨海の街イスタンブール
その⑩イスタンブール旧市街の景観
その⑪イスタンブールの乗り物



次回の総集編は エルズルム、ドウバヤズット
もうすぐ本編に追いつきます。


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  1. 2006/10/06(金) 12:48:04|
  2. 総集編~イタリア・スイス・トルコの旅~
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振り返り7 イタリア編 ふたたびミラノ

今まで4月12日~5月12日まで行ってきたトルコ・イタリア・スイスの旅
トルコのワンまで描いたのですが、残りを描くまえにただいまおさらい中
ふたたびミラノ総集編をどうぞ~~
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・



スイスからミラノへ夕方戻ってきた。
それからイスタンブールへ飛ぶまで、ミラノにいたのは一晩だけだったけど
思い出は濃いものになった。


その一晩の思い出は、この2枚に集約される。

これは・・・

※Mの景色


ルイージさん!!

※類似

それぞれの記事はこちら

その①Mのある風景
その②ルイージの微笑み


こぼれ話

リョムと僕はネットカフェを探しに夜のミラノへ繰り出した。
明かりが少ない道をちょっとビビリながら進んでいくと
だんだんと中華風な看板が目立つように。

そう、いわゆるチャイナタウンに突入したみたいだった。
そこにネットカフェ発見!
やってるのはもちろん中国人!
しかも料金は一時間1ユーロぐらいと非常に安かった。
ヴェネツィアの一時間8ユーロと比べると段違いだ。

そこで僕らはメールやブログのチェックをしていたのだが
僕はブラインドタッチなので打ち込む早さもそこそこあり結構早く終わるのだが
リョムはキーボードを見て打つので決行時間がかかってしまう。

そこでいつも僕が時間をもてあますことになるのだが
今回は一人で宿まで帰ってみることにした。
オレンジの街灯でぼやけた街がちょっと不穏で
街灯と街灯の間のオレンジの光が途切れた闇が恐ろしかった。


足早に宿に帰ると宿主のルイージさんが、僕にイスタンブールの写真を見せてくれた。
言葉は通じないのだけど、気持ちは通じて1時間も二人でワイワイ話していた。

しかし、リョムが帰ってこない。

僕より英語ができないリョム。
僕より若く見えるリョム。
僕より鍛えてる割には女性っぽくみえるリョム。

まさかチャイナタウンでどうにかなっちゃってないか?!と心配になった。

でも携帯もなく、連絡のしようがない。
仕方なくルイージさんとひたすら笑顔の会話を続ける。



結局リョムはほどなくして帰ってきたのだが、
別れというのは意外なタイミングでやってくることがある。
僕らは一応いつ二人が離れ離れになっても空港で会おう、という打ち合わせはしていたが
あまり片方だけになってしまうことを現実感を持って感じていなかった。

だからこのときは、ひょっとしてこれはそのタイミングではないか?
離れ離れの現実感がふいに湧いてきた。



現実感。体の芯から感覚を湧き上がらせるってことって難しい。
それを予期するなんてなおさらだ。
だからこそむやみに不安になる必要はないけれど、慎重にやらないといけないと思った。



僕らは次の日の朝7時にルイージさんに「カフェパワー」をいただいてイタリアを去った。
向かうはトルコはイスタンブール。



イタリア編 完



ミラノ滞在期間 2006.4.24夜~4.25早朝



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  1. 2006/10/04(水) 12:35:49|
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振り返り その6 スイス編

今まで4月12日~5月12日まで行ってきたトルコ・イタリア・スイスの旅
トルコのワンまで描いたのですが、残りを描くまえにただいまおさらい中
スイスの総集編をどうぞ~~
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

ブリーグ

※ブリーグの景色


朝一の列車でミラノからスイスを目指した。
氷河特急に乗る時刻には間に合ったのだが、
一本乗る列車を勘違いしていたようで、僕らは5時間くらいスイスのブリーグの駅で待つことに。

ブリーグはすっかりスイスといった感じで、山の高低差がたまらない街だった。
売店のおばちゃんとかが優しくて素敵だった。

出発

※ハイジ的な景色

氷河特急はどんどん山を登っていく。
牧歌的というかのんびりとした景色が広がる。
隣のおじさんが気になった。

でかい

※でかい

標高がどんどん高くなり、周りの山もすっかり雪景色に。
美しいのだけど、ずっと続くと眠くなるという不思議な状態を経験した。

いい写真

※いい写真

スイスはサンモリッツという街で泊まった。
降りた瞬間あまりの寒さに絶句。
湖が凍っていて驚嘆。
でもいい写真がとれてにんまり。


サンモリッツ移動中

※サンモリッツのもっこり山ともっこりバックパックのリョム(兄)

サンモリッツではスイスの洗礼をうけた。
そう、物価の高さだ。
日本の3倍といわれる物価に僕らはおびえきっていた。
ホテル周辺のすべてのレストランを回ったと思うが、メニューの値段を見て悲鳴を上げずにはいられなかった。
ここは貧乏人にはきつい国だということが見にしみて分かった。
結局ピザを食べたけど、2000円強ぐらいつかっただろう。
大卒の初任給が60万といわれるこの国から早く脱出することを決意した。


氷河

※氷河

次の日、ベルニナ特急という列車で僕らはミラノへふたたび向かった。
圧倒的な大きさのスキー場に驚き
ぼんやりした光を発していた氷河に瞳を奪われ
氷河によって削り取られた荒々しさと時の流れに身を震わせた。

ルガーノ

※ベルニナ特急終点 ルガーノ

特急の終点のルガーノでミラノ行きの列車を待つ。
パスポートにスイス入国のハンコが押してなかったため足止めをくらったりした。
そこで、このスイスにいた間、ちょこちょこ顔は見ていたけれどずっとなぜか無視しあってたカップルと仲良しになったりもした。


スキンヘッドくん  その2

※スキンヘッドくん

元気なアジアン君

※アジアン君


スイスは出会いの国でもあった。
ブリーグの素敵なおばちゃん。
氷河特急の中では頑固おじさん。
そしてアジアン君。
サンモリッツではスキンヘッド君。
そしてカップル。


人との出会いが旅を濃くしていくと感じたスイスだった。


そんなキャラクター豊かなスイス編はこちら!!
た~んまりあるのでじっくり読んでくださいね。

その①スイスのはじまり
その②おばちゃん!!
その③氷河特急に乗る!
その④アジアン君 氷河特急
その⑤失われたまなざし 氷河特急
その⑥シャイボーイ
その⑦サンモリッツ @スイス
その⑧スイスの洗礼 @サンモリッツ
その⑨スイスの物価 @サンモリッツ
その⑩リョム(兄)のいい写真 @サンモリッツ
その⑪ベルニナ特急
その⑫感情の景色
その⑬偶然のいたずら @ルガーノ



スイス滞在期間 2006,4,23~4.24




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  1. 2006/10/02(月) 12:48:08|
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ホテルで寝て過ごした(BlogPet)

今日、ウナムが
前日興奮しすぎてしまったのか、この日は振り返りに襲われお昼のほとんどを
ホテルで寝て過ごした。
って言ってたよ。

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  1. 2006/10/01(日) 12:42:02|
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プロフィール

ロムスカ・パロ・ウル・ウナム

Author:ロムスカ・パロ・ウル・ウナム
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