
青春デンデケデケデケという映画をご存知だろうか。
1965年の香川の観音寺を舞台とした藤原竹良(ちっくん)の高校生活を描いた青春映画だ。
ベンチャーズのパイプラインのデンデケデケデケというフレーズに電気的啓示を受けたちっくんが
バンドをはじめようと高校入学とともに仲間を集め、バイトして楽器を買い、練習場所に困ったり
部活をたちあげたりしながら、高校3年の文化祭で演奏するまでのあーじゃこーじゃの出来事を
軽快なカメラワークとテンポの良い編集、ノスタルジーの香りがする映像で作り上げられた
芦原すなお原作、監督大林宣彦の1992年の作品。
そこにあるのはまさに青春。
1発撮りで積み重ねられた映像からは青い春があふれだしてくる。
バンドの活動が軸にあるけれど、メンバーとの友情、初恋失恋、先生との死別などがからみあって
ラストへと物語は進行していく。
ストーリーもいいけれど、この作品のよさは讃岐弁の会話から作られる日常感だと思う。
台詞然としていない会話や、人々の関係や表情とかがなんとも見ていて楽しい作品で、
キラキラしててずっと眺めていたくなる。
そんな作品の舞台、観音寺(かんおんじ)に行くというのは僕らの望みであり、とくに兄リョムの願望であった。
四万十川で泳ぎ、道後温泉に浸かり、はたして日没までに観音寺にたどり着けるのか
という不安もあったが、無事に夕刻に観音寺入りできた。
駅で観光マップ(デンデケの撮影場所が書かれている)を入手し、急いで(撮影地)巡礼を開始する。
とはいえ、そこにいけば、ある。
車を走らせれば、ある。
デンデケのフィルムに出てきたあれやそれ。
映画に出てくる橋があれば、車を止め、とりあえず歩いてみる。

※あれは?!と指をさす興奮中のリョム兄
そこで交わされた会話などを再現しつつ、巡礼は続く。

※移動中
赤い橋は主人公の林泰文演じる「ちっくん」と、浅野忠信(若い)が演じるギターの「白井清一」が
登下校で自転車で連なってで何度もわたる印象的な場所。

※赤い橋
現地行ってみると、彼らの家とされてる場所とかから、
この橋を通るのはおかしなことってことがわかってきたりするけど
まぁ、そこはあれということで、ね。ね。
とりあえず、僕も赤い橋の上で喜びをあらわしてきた。

※ちっくんと同じ舞台にいる喜びウナム
「ちっくん!」って叫んでおいた。
・・・
はしゃぐリョム、kozo、ウナムをよそ目に
映画を見たことがないYSKだけは、時折遠いところを見つめていた。

※・・・
- 2010/10/10(日) 22:30:47|
- デンデケ旅
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| コメント:9
デンデケの映画を見てなくて残念!
遠い目のYSKさんのお気持ち、お察しいたしますw
4枚目の奥行きがいいな♪
欄干の「赤」に視線がすっと行くね~。
5枚目は、ウナムさん、欄干に負けてないね^^b
目立ってるww
4年前の旅とは思えない臨場感に溢れてて
見てるの楽しいです~♪
あ。すこし左に見えるのは・・・キューブ君かな^^♪
- 2010/10/10(日) 23:40:17 |
- URL |
- Fmi #aIcUnOeo
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映画はわかりませんが、青春してるウナムさんたちの熱い情熱は伝わりました~~♪
- 2010/10/11(月) 08:57:58 |
- URL |
- たっく #-
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こんにちは!
青春デンデケデケデケは、自分の中では邦画作品の中で最高のものであると思っています。まさかウナムさんのブログで再び出会うとは思ってもいませんでした。
3年間バンド活動をし、文化祭で発表したという、ごくごく平凡な結末の映画とはいえ、これほどまでに純粋でひたむきな青春てあろうか、と感じます。ちょっとださい、ちっくんに自分は思い切り感情移入していました。
ちっくんが大学受験の前にロッキングホースメンのゆかりの地を一人訪れるシーン、そしてちっくんが帰ってくるのを待っていてくれた友人達、と、映画のラスト15分くらいは、映画館の中でずっと泣いてしまいました。もう随分昔のことですが。
音楽は見た目でやるんではなく、こうして楽しむものだということ、高校生時代はグレている暇がない位忙しくて素晴らしいものだということを、今の若い世代にも伝えてくれそうな映画です。
観音寺、自分もいつか行ってみたいです。
ではまた!
- 2010/10/11(月) 20:49:09 |
- URL |
- artie #-
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この映画、好きです☆懐かしいな~
ウナムさんたちもブログの中で青春してるな~って拝見しておりますのよン♪
- 2010/10/12(火) 07:16:50 |
- URL |
- kouko #6gIMmRuE
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