ワン城の広間を使ってバーベキューをしていたらなにやら身なりのキチンとした人がやってきた。
黒いスーツに黒メガネ、ネクタイも締めていた。
どうやら遺跡のテレビ撮影をしているらしく、黒スーツの男はその司会かつ解説者のようだった。
バーベキューの煙がモックモックとするなか黒スーツの紳士は一生懸命説明していた。
文字がたくさん書いてある岩の上に手をおいて、本当にそれっぽく語っていた。
そんな黒い紳士に「一匹どうだい!」と鳥を焼いていたおじさんが焼きたての鳥を差し出した。
怖そうなイメージとは裏腹に黒い紳士は手をタレでベッタベタにしながらうれしそうに食べていた。
一緒にテレビ局のちょっとツンとしたきれいなお姉さんも誘われていたが、鳥をみるなりいらないって言っていた。
なんかプライドっぽい壁を感じた。
そんなこんなでバーベキュー家族と別れて、いよいよワン城を登ることにした。
しばらく歩いていくと、
「あろ~~~、アロ~~~~!!」と上のほうから声が聞こえてくる。
声の方を見ると

壊れた城の合間から一生懸命こちらに手を振る若者3人組が。
こっちへ来い!といってるようにしか聞こえない。
これは・・・
あやしい!!と思ったけれど、どうがんばってもこのまま城へ歩いていくと彼らと鉢合わせになることになる。
どうしよう。。。。
と思ったけれど
どうしようもないので
来るに任せよう。僕らは覚悟を決めて、半分あきらめ気分で彼らと順調に遭遇した。
彼らは10代後半といった感じだった。
顔を見る限り悪い感じはしない。
彼らは
案内してあげるよ!!と言った。
僕らと彼らのワン城観光がはじまった。
城は柵とかそういうものはなく、ひたすら放置され続けてきた感じだった。
だから道もあるような、ないような。

※崖を必死に登る僕らと彼らというか彼ら
こんなとこ登るの?!っていうような崖を岩に張り付いて登った。
日本の剣岳で岩肌を登ったときの三点支持を思い出した。
彼らは本当に親切にしてくれた。
今回ももちろん「アドゥム ヒロシ(本名)」(訳:僕はヒロシだよん)と自己紹介した。
僕がちょっと遅れると彼らは僕の名を呼んだ
「スィロス!!」・・・・
次回は城からの景色をご紹介!
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- 2006/09/05(火) 12:59:20|
- 2006年トルコ イタリア スイスの旅
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| コメント:30
シロシ→スィロスに・・・
ちょっと高級料理に昇格した感じもしなくないですね(笑)
面白いなあ。
東京弁と関西弁って「ひ」と「し」がひっくり返ること多いでしょ。しつこい→ひつこいとか・・。
だからトルコでも「シロシ」って教えたら「ヒロシ!」って呼ばれたりして。。。
- 2006/09/05(火) 17:09:19 |
- URL |
- janet #-
- [ 編集]
この崖は、僕はちょいと遠慮したいですね~。
高所恐怖症じゃないけれど、これはちょっとね・・・(^^ゞ
チュロスっぽいウナムさんに応援ポチッとね♪
- 2006/09/05(火) 17:51:03 |
- URL |
- ダポン #-
- [ 編集]
どんどん名前が変化していて面白いですね。
そのうちまったく違う名前で呼ばれたり。。
私的には「シロシ」がツボなので、そう呼ばせていただきます(笑
- 2006/09/05(火) 19:47:36 |
- URL |
- ねぼすけ #-
- [ 編集]
ここ登ったんですか?すごいですね~。今回は生きて帰れたようですけど、あまりむちゃをしないでくださいね。
- 2006/09/05(火) 20:38:13 |
- URL |
- milesta #S4B2tY/g
- [ 編集]
すごいところですね。
真っ逆さまって感じですよね。
決してまともな観光旅行客(すごく口に出していい難い)の近づくところではありませんよ、スィロスさん^^;
でも普通の観光では体験できないことがありますね。
- 2006/09/05(火) 21:08:09 |
- URL |
- K #6SlKZDlg
- [ 編集]
スィロスったら発音も妖しげなガイドに誘われ。その上ロープもなく、いきなり本格的フリーククライム!
父さん心配だな~(いつから父さん?)大胆というか、でもこの際、なるようにしかならんからね。
30年前渓流釣りの沢登りで足ががくがくになりながら岸壁を素手で登った時のことを思いだしたよ。
- 2006/09/05(火) 22:28:06 |
- URL |
- kuma-boo #-
- [ 編集]
スィロスさん、歯の空いている人だったのでは?(笑)異国で、ロッククライミングかと思いました。この写真は誰がどこから撮っていたのですか?高いところから、ほぼ垂直のような壁なのに、手が震えていないみたいで、ぶれていませんものね。すご~い!貴重な体験ばかりですが、命があってよかったですね。
- 2006/09/05(火) 23:19:44 |
- URL |
- sakura #-
- [ 編集]
コメ、一人だけ遅刻。恥ずかし(*ノノ) キャー
で、この写真みてもいちど(*ノノ) キャー
・・・というか、\(>◇<)/ギャー!
どうして、これが「案内」なんだ?面白い連中だわん。
すぃろすって・・・また良い名前もろたね!
\(^o^)/ハッピー
- 2006/09/05(火) 23:53:36 |
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- 失敗だらけだフニャ #lPbted/2
- [ 編集]
スィロス?!ウナムさんのトルコ名に決定ですね!
何だかお洒落~な感じがしま・・・すよ?笑
そして相変わらず絵がうま~い!
岸壁を登るとか、冒険っぽくていい!ヾ(*ΦωΦ)ノ
- 2006/09/06(水) 00:00:01 |
- URL |
- びすけ #-
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このイラストの一生懸命、手を振ってる人がツボりましたww
良いッ!良すぎですッ!!
スィロスさんのイラストも写真もホント、大好きですよー!!
きょうのシマちゃんは『クワ』でした♪
クワって・・・『なに』って事???
それとも焼かれた鳥君のマネなのかな?
最近、他の動物さんに憧れてるみたいですねww
- 2006/09/06(水) 02:29:54 |
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- 紫音 #-
- [ 編集]
すごい断崖絶壁ですね!!
こんなとこを登るんですね、びっくり‥
いろんな方達との出逢い 今回も楽しく読まさせて頂きました^^
ありがとうがとうございます「スィロス」さん 笑
追伸
眼力少年にやられました…^^
- 2006/09/06(水) 12:14:21 |
- URL |
- rodol #aIcUnOeo
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固そうな岩肌、昔はきちんとした道があったのでしょうか?
あったのならそんなに風化しそうにもない岩肌。
この上にお城があるの?
登るすぃろす御一行も凄いけどお城を創った人も凄いなあ。
水の力とか利用したのかな。
観光旅行と考えて観てたけど、ホントの
「旅行」と「冒険」してますねぇ(^^)
つうか落ちたらやっぱり固そう(><
ここはかなり冒険家だし。
でも近道だったのかな。
チャック全開としろしとリンクに「パチッ」
- 2006/09/07(木) 07:32:02 |
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- NOBODY #-
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