イタリア・スイスを回ってトルコにたどり着いた僕ら。
本当はイスタンブールに3日くらいいてからイタリア・スイスへ行ったので
時系列がちょっとおかしいけれど
イスタンブールをまとめてみました。
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イスタンブール旧市街。
ローマの首都でもあった街。
コンスタンティノープルと呼ばれたことがある街。
幾重にも城壁に囲まれた街。
海の香りがする街。
急な斜面の上にある街。
その真ん中に二つの大きなモスクがある。
それがブルーモスクとアヤソフィアだ。

※ブルーモスクことスルタン・アフメット・ジャーミー

※ブルーモスク内部 美しき世界
ブルーモスクは今も宗教施設として機能しており、礼拝の時間になると入ることができなくなる。
全体のイメージが青いことからブルーモスクといわれるようだ。
ミナーレとかミナレットとかよばれる尖塔が通常大きいモスクで4本なのに6本もあるのが目印である。
カーバ神殿の方の方向には美しいステンドグラスが用意されおり、意識は聖地メッカへとばされる。

※アヤソフィア

※アヤソフィア内部
ブルーモスクに対峙するようにあるのがアヤソフィアである。
ブルーモスクの曲線的なデザインとは対照的に、こちらはごつごつ角ばった感じがある。
それはもともとイスラム建築として建てられたブルーモスクと違い
アヤソフィアは当初はビザンツ帝国のキリスト教の聖堂として建てられたものだからだ。
だから他のモスクと違い、内壁は黒を基調としており、それはヴェネツィアのサンマルコ大聖堂や、ローマのサンピエトロ大聖堂を想わせる。
ローマの血が流れるこの建物は何百年という時を役割をイスラムのモスクに変えながらも奇跡的に現在まであり続けた。
そんな歴史の重みを感じる建物である。

※アヤソフィア内部のキリスト教のなごり
内部の漆喰の下にキリスト教時代の絵が塗りこまれていることが発覚し
現在はアヤソフィアは博物館として、それを公開している。
つまりここで礼拝が行われることはない。

※アヤソフィアの黒い魅力
闇が多いのもアヤソフィアの魅力だろう。
安っぽいというか、裸電球というか、剥き出しのライトがトルコっぽいなぁと思いつつ
異国の光に見とれた。

※地下宮殿のメドゥーサさん
アヤソフィアのすぐ隣には地価宮殿が広がっている。
油断していると見過ごしてしまいそうな地味な家が入り口になっている。
地価に入るとフォォオオオンっとした音楽が流れ、冷気が絡みつく。
地価宮殿は貯水池としてつくられたらしいが、長年忘れられていたというすごいとこ。
みんな家の下に穴をあけて釣りをしていたという話だが、それに疑問はなかったのだろうか。
地価宮殿が発見されたのは意外に最近。公開されたのも10年まえくらい。
歩いていると上からピッチョンピッチョン水が滴ってくる。甘んじて受けよう。

※スレイマニエモスク?よくわかりませんが、大学の近くのモスク
イスタンブールではイスタンブール大学のエフェさんたちと仲良くしてもらった。
ただイスタンブール大学には学生しか入ることが出来ず、
中には美しい庭があるらしいのだが、警備員に阻まれて入ることができなかった。
誰でも入れる日本の大学とは大違いだ。

※愛すべきチョルバス(スープ)を食べる僕
トルコ語でスープをチョルバスというのだが、これがうまい。
トルコならではな味がする。
あ~おいしかった♪

※ガラタ橋でサバサンドを食べるリョム
新市街と旧市街をつなぐガラタ橋の上では、あのサバサンドを食べることができる。
パンに焼きたてのサバを挟んだだけなのだが、うまい!と思った。
醤油をかけたらまたおいしいかも、とも思った。

※ガラタ塔からの眺め
旧市街を眺めれる場所にガラタ塔はある。
まさに旧市街を一望だ。
トプカプ宮殿からブルーモスク、アヤソフィア、港にガラタ橋。
美しかりけり。

※旧市街を駆け抜けるかっこいいトラム
そして石畳の旧市街を走るのがトラム。
デザインも近代的でなかなかかっこいい。
トラムの道を自動車が逆走していく様子を見かけるので、大丈夫かな?と思うのだが大丈夫なのである(笑
街並みにあわせた乗り物もいいけど、ギャップのある景色も捨てがたいと思った。
過去の記事たち
その①
イスタンブールへその②
スルタン・アフメット・ジャーミーその③
アヤ・ソフィアその④
キングその⑤
地下宮殿その⑥
スレイマニエ・ジャーミーその⑦
トルコ絨毯その⑧
チョルバその⑨
海の街イスタンブールその⑩
イスタンブール旧市街の景観その⑪
イスタンブールの乗り物次回の総集編は エルズルム、ドウバヤズット
もうすぐ本編に追いつきます。
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- 2006/10/06(金) 12:48:04|
- 総集編~イタリア・スイス・トルコの旅~
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| トラックバック:2
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| コメント:26
チョルバのアジが気になります

ガラダ橋で食べてみたい~~景色もよさそうね

2日間家に閉じ込められてる私・・・ガラダ塔からの眺めにかなり癒されました

- 2006/10/06(金) 17:02:47 |
- URL |
- 蓮・華 #-
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お、ちゃんと写ったウナムの顔は初めてみたぞw
昔親父の仕事の都合で、子供の頃何年かイランに住んでたことあったけど、イランとはやっぱり違うモスクだね。
トルコが風景も都市景観もこんなに風情があるところだとは知りませんでした。
- 2006/10/06(金) 21:21:07 |
- URL |
- HOSSY #-
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ぉぉお!!これこそまさに私が先週までいたイスタンブルの風景

スルタナアフメットには毎日のように行っていたので、本当にこの写真は感慨深い・・・
そこにいると慣れてきてしまったものも、今日本に帰って見てみると、1つ1つの思い出がふつふつとよみがえります。
こんなすばらしい写真をありがとう!ウナムさんに感謝!!
- 2006/10/06(金) 21:38:27 |
- URL |
- ふみこ☆ #-
- [ 編集]
10年もたつと、ずいぶん変わりますね。町並みはそんなに変わってなさそうですが、アヤ・ソフィアが明るくなりましたね。私が行ったときはもっと暗くて、しかもフラッシュ禁止でした。写真の出来なんて、ダメダメですよ;;
それにしても、ウナムさんのお話からすると、私が行った頃はちょうど、地下宮殿が公開されたばかりの頃のようで…運が良かったです。
- 2006/10/06(金) 23:51:09 |
- URL |
- valvane #3un.pJ2M
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潮の香り、サバの味、
どこか日本に通じるところがあるのかな。
モスクの大きさと造りの精緻さにビックリです。
地下宮殿のメドゥーサさん、なんか辛そうですね^^;
- 2006/10/07(土) 20:58:59 |
- URL |
- K #6SlKZDlg
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ブルーモスク内は、とってもきれいなんですね!
スープも、サバサンドも素敵な男性が食べていると、より一層おいしそうです!
- 2006/10/07(土) 21:15:09 |
- URL |
- なおママ #-
- [ 編集]
日本であのサバサンドを食べてもおいしい?
サバのイメージは塩さばしかありません^^;
塩サバサンド、どんな味やろ。。。
そして、あのスープはどんな味?
食べ物だけに反応してるのは、おなかすいてるから。上下行ったり来たり・・・
- 2006/10/07(土) 21:48:24 |
- URL |
- ひらめ #-
- [ 編集]
サバサンド食べてみたい。
トラムの写真を見て、地元(大阪・堺)の路面電車かと思ったです。
トラムみたいにカッコよくないですケド。
- 2006/10/07(土) 22:06:45 |
- URL |
- わし #-
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ウナムさん、こんばんは
ブルーモスク内部、アヤソフィア内部 すげー!って思わず声が出てしまいました
間近で見て触れたウナムさん兄弟が羨ましいです
- 2006/10/08(日) 21:47:46 |
- URL |
- rodol #aIcUnOeo
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世界のトラムはどこもかっこいいですよね。トルコもとてもすてきですね。そしてブルーモスク、圧巻ですね。トルコ石のブルーも何か関係があるのかもしれませんね。
ウナムさんのお写真、上からずーっと降りてきましたら、まじめな顔をしたウナムさんがぱっと出てきたので、一瞬お見合いをするような感じで、おかしくなりました。(笑)スープの召し上がり方を拝見していると、お躾けのいい育ち方をなさったのですね。
- 2006/10/08(日) 21:52:08 |
- URL |
- sakura #-
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久しぶりに来てみると、ブルーモスク、アヤソフィア、ガラタ橋それにサバサンド、どれも実物がみたいものです。
どなたか塩野七生『コンスタンティノープルの陥落』を読んだ、と書いてましたが、私も以前読みました。
あとは行くだけ、、、ですが。
- 2006/10/09(月) 14:08:33 |
- URL |
- ransyu #FYNxDbdY
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なんと、私もトイトイさん同様、塩野七生さんの『コンスタンティノープルの陥落』を今まさに読んでいるところです。ウナムさん、未読なら読んでください。またイスタンブールに行きたくなりますよ。私は行きたい!先日、トルコ人街に行って、ドンドルマ(トルコ風アイス)を食べてきました。でも本当のイスタンブールに行きたい!
- 2006/10/10(火) 00:18:52 |
- URL |
- milesta #S4B2tY/g
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何度見ても思うのですが、トルコってどこか日本っぽいんですよね。
日本の良いところがたくさん詰まっているような・・・。
あ、何か言ってることおかしいな (^^ゞ
もちろん僕は生のトルコを知りませんから、
ウナムさんの写真からの印象だけなんですが(笑)
やっぱりブルーモスクの存在感は凄いですね。
実際にこの建物の中に飲み込まれたら、圧倒されるんだろうなぁ。
- 2006/10/10(火) 14:52:47 |
- URL |
- ダポン #-
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コンスタンティノープルの陥落塩野 七生 (1991/04)新潮社この商品の詳細を見る戦いの舞台はビザンチン帝国コンスタンティノープル(現イスタンブール)であり、対トルコの戦闘の話なのに、真っ先に登場するのがヴェネツ
- 2006/10/20(金) 08:31:53 |
- 本からの贈り物
ロードス島攻防記塩野 七生 (1991/05)新潮社この商品の詳細を見る「キリストの蛇たちの巣」と呼ばれたロードス島。コンスタンティノープルを陥落させ、次いでシリア、エジプトを征服したトルコにとって、東地中海は自分
- 2006/10/25(水) 13:14:31 |
- 本からの贈り物