
尻!
野尻!
なんと野性味あふれる響きだろうか。
阿寺渓谷と木曽川の合流を見た我々は興奮のまま、
そこから一番近い宿場町「野尻宿」へとなだれ込んだ。
「野尻宿」野尻宿は木曽十一宿の中でも、奈良井宿についでその長さを誇り、
外敵を防ぐため曲がりくねった町並みが特徴で、「七曲がり」と呼ばれ、
今も当時の街道を残しています。
大桑村観光協会公式ホームページより
というところである。

一応観光アピールはしているのでどこが街道だったかはわかるけれども
古い建物も少なく、土産物屋も見当たらない。
屋号が「はずれ」という宿の西のはずれを意味する西村屋や
クネクネした道をある程度堪能したけれど、よくも悪くも普通の町といった具合だった。
馬籠、妻籠、奈良井宿とはちょっと違う。

でも、観光地として見ずに人々が生きる町として見ると
なかなか味わい深いとこである。
まず駅がいい。
白い木造で水色の屋根がのっていてなかなか雰囲気がある。
その隣ののんびりとした公園も駅と相まっていとをかしである。

町にはいたるところに水路が走っていて、その水量が多いとこもあり音が心地よい。
そして一番よかったのは路地だった。
中山道へ通じる何本かの道が、細さといい、カーブといい、畑の横を通ったり
いきなり玄関があったり、なかなか楽しい。

※路地がよろしい
野尻宿をそこそこ堪能したウナム&yskはまだまだ持て余すパッションをたずさえ
さらなる被写体を求めて19号を北上するのだった。
うおおおおおお!!
- 2012/07/09(月) 22:01:59|
- 木曽路
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