
急峻な坂道を、息が上がらないように、疲れないようにゆっくりと登る。
これが三十路の男たちの歩き方。
息が上がりそうになったら、立ち止まって写真でも撮っていればいい。
なにより本当にあっているか分からない道を歩むときは心の余裕が必要なのだ。

※よっこらしょ photo by ysk
そうやって僕とyskは30分ぐらいかけて坂を登った。
すると、坂道が終わり平坦な道に出た。
道はまっすぐで、幅2メートルくらいあり、とても歩きやすい道だ。
するとそこに立て札が。
「ジャンボカラマツまで500メートル」(400mだったかな?)
これは心強い!!
もやもやとあった道に関する不安がワッと無くなった。

道は見通しが良く、木は気持ちよく空に伸びている。
その枝の間からは青空が見える。
尾根なのだろう、風が頭上を走り、木々が揺れ葉が擦れる音がする。
落ち葉の重なった大地は、やわらかくて歩きやすい。
なんて気持ちがいいのだろう。
そしてジャンボカラマツはもうそこにあるのだ。

yskも楽しそうに立ち止まっては写真を撮っている。
僕も気になるものを撮りながら、時折深呼吸をしながら先に進む。

ちょこっと坂を上って、ちょこっと下ったら、左手に看板があった。

※これは!!

そして右手にも!

※近いぞ~!

どうやらここを右手に行けば!!ついにジャンボカラマツに対面できる!!
はやる気持ちを抑え、遅れ気味のyskを待つ。
が、5分ほど待ってもyskは来ない。
ま、そのうち追いつくかと先に向かうことにした。

30メートルもいったところに絆のカラマツというのがあった。
ジャンボカラマツはやはり二人でみたいので、ここでyskを待つことにした。
5分
10分
来ない。
yskが来ないのである。続くぅ!
- 2012/07/21(土) 20:54:45|
- 木曽路
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4