
皆さん メリークリスマス
森田君という同級生がいて、中学3年間一緒のクラスだったように思えるのだが
彼がいつも夏季、冬季の休暇の課題として提出していたのが「三四郎」という小説の感想文だった。
毎年少しずつ読み進め、3年の冬についに読破したようであった。
青空文庫っていうのがある。
要するに著作権の切れた小説を無料で読めるというものだ。
なんとなく森田君が頭に浮かんで夏目漱石の「三四郎」を選び、携帯の無料アプリにて三日ほど掛けて読破した。
このクリスマス・イブの今日に。
森田君の三ヵ年を三日で済ませて申し訳ない気持ちが湧き上がるとともに
その読後感もなかなかなんといっていいかセンチメンタルなものであった。
「臆病な人ね」と言われた三四郎が恋になんとなく落ちつつ
惹かれつつ、両想いと思わせつつ、臆病を突破したらボタンの掛け違いのようになり、
そして唐突に終わる。
残るのは不思議な読後の胸にある空気。
最初は森田君でマッチョな三四郎が柔道でもするのかと思いきや、
臆病でインテリな三四郎君の恋のお話でセンチメンタル。
そんなクリスマス。
メリー・クリスマス。

毎年のごとくクリスマスの夜にすることといえば年賀状。
昨年の年賀状を読み読みしつつ、お返事のつもりで今年のを書き書き。
もし送って欲しい方いたら送りますので鍵コメントなりメールなりくださいませ。
- 2013/12/24(火) 21:23:46|
- まなざし
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