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ウナムのまなざし

せっかく撮った写真だから、公開してみよう。 

登る訳

20140814tottori033.jpg








修験の道。

筋肉を酷使しながら
身体のバランスをとりながら
足を滑らせながら

ただ登る。

20140814tottori027.jpg





なぜなら、そこに山があるから。




20140814tottori028.jpg





と、言いたいとこだが、今回の投入堂行きは理由があった。

あれは春のゴールデンウィーク。
私の父親がこの山のくだりで転び
めがね紛失および、オデコを数針縫うケガをしたのだ。

その折に、近くにいた大学の先生に止血などの世話をしてもらい
さらに山の下からお坊さんが二人やってきて、父を二人で肩を組んで立たせ
メガネがないのと体力がないので足元がおぼつかないのを
お坊さんの足の甲の上に父の足を乗せて一歩一歩下るというお世話をしてもらった。



20140814tottori025.jpg




そう、これは、お礼を兼ねた参拝なのである!
父から託された礼状を住職さんに渡す任務。
そしてコケた現場を見てくるという義務。
それがこの旅の目標だった。


しかし、実際行ってみて驚いた。
想像以上に険しい。


そりゃ、200メートル先の歯科医にも車でいく父には無理な山だ。
むしろよく登ることができたと感心した。


20140814tottori029.jpg




実際、この山で転んでなくなる方もいるそうだ。
行ってみれば、確かにどこでも死ねる。
足を踏み外して崖から星になる、足を滑らせて岩に頭を強打する。
(父はこの二つのミックスでした)


修験道は死に近づくことによって、あちらの世界を感じれるほどになると聞いたことがある。
この山を見て、なるほどねと思った。



  1. 2014/12/04(木) 12:58:37|
  2. 投入堂 2014
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<投入堂 | ホーム | 修業の道>>

コメント

すごい険しいですよね~。
登りはじめちゃったらもう後戻りできないもんなぁ。
この道を父様が…。はぁ~、なるほど。。
命があって何より。
怖いやら、想像して痛いやら。
お坊さん、スゴイですね~。
それも修行なんでしょうか。
お役目お疲れ様でした。
なんか。ここ、TVで見た気がしますよ。
そうか、あの場所だったのね。
  1. 2014/12/05(金) 00:11:35 |
  2. URL |
  3. ヒツジ草 #nKD1BgzM
  4. [ 編集]

>ヒツジ草さん
ほんと親身になってくださった方々に感謝です。
事故は仕方ないとはいえ、山は自己責任。
人の迷惑にはならないように自分を知って登らないといけませんね。
どうやら今日もテレビでやってたみたいです。
プッシュしまくりです。
  1. 2014/12/07(日) 22:29:04 |
  2. URL |
  3. お返事ウナム #A8BJpryA
  4. [ 編集]

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