
スレイマニエ・ジャーミーを見た後、エフェとキングとは別れ
僕らはイスタンブールの知り合いのエルファンさんに会いに行った。
まぁ簡単に言えば絨毯屋さんだ。
絨毯といっても、彼があつかっているのはキリムというもので
シルクの絨緞は目が飛び出るほど高い値段が、キリムというのは
なんとか手が出るお値段である。
(厳密にいうと、キリムではなく、刺繍というらしいが)
イスタンブールというえば絨毯屋の客引きだ。
これが腐るほど寄って来る。
「お兄さん」とか「ジャパン」とか「ニッポンジン」
とか適当に日本語で声かけて振り返ったお人よしジャパニーズをとっつかまえて
商売にもっていくのだ。
まぁ、イスタンブールへ来て絨緞屋に引き込まれるのは観光の1つと思っておいた方がいいと思う。
いろいろなところに引き込まれて、相場や雰囲気を掴んで、
信頼おけるパートナーを見つけるのがいいだろう。
最初の店で買うのはお勧めしない。
いい人と思ってもだ。トルコ人は大体いい人だし、目を慣らす必要がある。
まず安いのを買ってみるのも1つの手だ。
すると価値観の目が開眼する。
え~・・・では
これからトルコへ行く人のための
☆絨毯屋アドバイス講座☆
はい!いきなり始まりました!アドバイス講座!
絨毯屋へいくとまず、
チャイが出てきます。
チャイっていうのは、紅茶みたいなものです。
これはありがたくいただきましょう。
無料です。
それから、絨毯屋の主人は簡単な英語か、日本語で絨毯の説明をし始めます。
結び方がどうだとか、絨毯の種類だとか。
それから、おもむろに絨毯をばっと床に広げ始めます。
安いのから順々に何枚も何枚も広げていきます。
この時に「空飛ぶ絨毯」っていうギャクをかましてくる可能性がかなり高いです。
笑っておきましょう。
何枚か出した後、この中で気に入ったものは?
という問いかけがきます。
気に入ったものが残り、気に入らなかったものは横によけられます。
絨毯は大体模様のパターンが決まっていて、その後は自分の気に入ったパターンの絨毯が出てくることになります。
この時大切なのは、いかに自分が「良い」と感じるかどうかです。
トルコ人も言ってきます
「
あなたが良いといったものが一番良い」と。
良いと思ったものにいくらまでお金が出せるかというのも大切です。
でも、まずは値段を気にせず見ていきましょう。
でないと本当にいいものを逃してしまいます。
気をつけないといけないのは、
値段の高いものは確実に良いということです。
上のものを見ると自分の選んだものが、どうしてもショボク見えてしまいます。
これがいい!と思ったら、そこでもう上を見ないというのも1つの決断でしょう。
もちろん、上等なものを見るのもいいですが、かなり
覚悟してくださいね。
最終的にはお金の問題になってきますが、トルコ人の考え方としては
「一生もの」というものがあります。
一生つかうのだから2~3万くらいの違いで迷ったりしないほうがいいというのです。
実際日本で買うと、約3倍の値段になるらしい。
(実際友人は3倍と鑑定されていた)
一生のものにどこまでお金を掛けれるか、自分の限界を超えれるか
その駆け引きは買う人しか味わえません。
僕としては安くていいので何かしら買うのをお勧めしますね。
買うことによってようやく比較する目が開けます。
そしてメンタル面で気をつけたほうがいいのは、相手のペースに飲まれないことです。
あくまで自分主体でいきましょう。
時間をたっぷりかけて買いましょう。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
ということで、今回僕らはシルクの刺繍を買った。
合計すると6時間以上はにらめっこしていただろう。
その分思い入れが強いし、なによりの思い出になってますね。
ビックリするほど高い絨毯はまたいつの日か。
お金と見る目を養ってからやね。
絨毯とにらめっこするリョム(兄)・・・真剣!
テーマ:海外旅行 - ジャンル:旅行
- 2006/05/26(金) 01:27:16|
- 2006年トルコ イタリア スイスの旅
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| コメント:8
魅惑のトルコ絨毯ですね。
交渉しながら買い物をするっていうスタイルは日本じゃあまり馴染みがない分面白いですよね。
- 2006/05/26(金) 21:23:34 |
- URL |
- チー・トイトイ(旧ストレス顔) #-
- [ 編集]
絨毯って奥が深いのですね。
6時間も悩んでしまうなんて・・・。
でも、何を買う時も一生を考えて買うと言うのは、良いことかも。
日本語通じるとか、とても良い人ばっかとか。。色んな話を聞いてると、とても行きたくなりますね、トルコ。
- 2006/05/26(金) 21:30:46 |
- URL |
- りんご #jdgj8OxM
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絨毯選び、「なるほど!」という感じデス。
トルコへ行く機会があったらぜひぜひ参考にさせてもらいます♪
それにしても色々な柄があって悩みそうですね~。
絨毯は飛行機で持って帰るんですか~???
- 2006/05/26(金) 21:53:49 |
- URL |
- ちづ #-
- [ 編集]
>チー・トイトイさん
そうですね。交渉っていうのは日本じゃあまりないかもしれません。
定価社会ですからね。
何をするにも人々との関わりが大切になるトルコ。
知り合いが自然と多くなります。
>りんごさん
日本語通じるのはイスタンブールとか観光地だけですね。
一歩普通の街などにくりだすとトルコ語オンリー。
あとは下手な英語。
現地の言葉を使おうという気持ちが大切です。
トルコ、空港燃えたけど行っておいで~。
>KOZO
でましたよ。フライングカーペット。
定番です。
>ちづ
そうですよ。飛行機で持ち帰りました。
絨毯というか、刺繍っていうのは折りたたむととても小さくなるのです。
もともと絨毯っていうのは遊牧民が土の上に引くものだったから、携帯性が良いのです。
もちろん日本に送ることもできますよ。
>沙耶花さん
僕は買うことをおすすめします。
特にツアーかなんかでトルコ人との出会いが少ない人にはお勧め。
自分が真剣になれます。
なにより思い出になりますしね。
モノも、経験も。

- 2006/05/27(土) 01:57:21 |
- URL |
- ウナム #-
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絨毯すごい!!!!いっぱいあるんだね☆リョムが真剣に悩んでるわ~!
- 2006/05/27(土) 10:33:07 |
- URL |
- ナオ #-
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