
風 波 岩
すべてが一体になってよじれていた
虹の松原、鏡山で悲恋に浸り、呼子でイカをつるりとたいらげ
名護屋城でもののふを偲び、
波戸岬で静と動と食を味わった僕と
那珂川流域さん
ハッハッハ~!と笑いながらレンタカーで次にやってきたのは
七ツ釜というところだった。
僕は完全に那珂川流域ツアーのお客さんなので
ここがいったいどういうところなのか把握していなかった。
ただ七ツ釜。
七ツ釜。
七つの釜・・・
むしろ漢字すら知らなかったので
ナナツガマ・・・
なんか男らしい名前だ!とぐらいしか思ってなかった。
いざ到着してみると、いきなり松林。
上を見あげると蜘蛛の巣だらけ。
そして蜘蛛がこれまたでかい!
九州の蜘蛛はめちゃくちゃでかかった!
松林を抜けると景色が一気にひらけ、芝生の公園の先に海が広がっていた。
そう玄界灘ってやつだ。
と同時にこの旅でおなじみの猛烈な風が真正面から歓迎してくれた。

※手荒い風の歓迎をうけてる那珂川ばら星人
海を見下ろすと、それはもう荒れ放題だった。

※来る波強し、返す波もまた強し
岩の表面を見てると、霜柱のように細かい柱状になっていることが分かる。
玄武岩の柱状節理というやつだ。
主に六角形をしているのだが、マグマが冷えたときに形成される。
東尋坊とかが有名だ。
また花崗岩とかに方状節理というのもあるが、僕がブログで紹介した場所では
寝覚の床というのがそれにあたる。
七ツ釜というのは、その玄武岩の柱状節理の岸壁を
玄界灘の荒波が削ってできた穴が7つあることからきているらしい。
つまり穴が開いているのだ。穴が。
細く削られた岸壁に波が押し寄せてくる。
どの瞬間が一番迫力に写るか、風に押し返されそうになりながら
ふぬぬぬ~っとうなりながらパシャリ☆

※細いところに圧力は集中するの図
七ツ釜、正式名称は「玄海国定公園・七ツ釜」らしいのだが
荒波に削られたせいか、でこぼこした地形になっていた。
つまりは手みたいに、岬が指のようにいくつか飛び出してるというイメージだ。
だから先まで行ってはもどってくるという行程を繰り返すことになる。
ひとつの先端からもどってきた。

※自然のフレーム
荒れる白々した海とはうって変わって、光輝くススキが展開していた。

※うっとり輝きワールド
そして僕らは七ツ釜の真の姿
つまりは「穴」を見るためさらに歩くのだった。
- 2007/12/13(木) 00:00:00|
- 2007秋 福岡
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| トラックバック:1
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| コメント:17
海の写真を見ているとウッカリ飲み込まれそうです。
貴方の海で溺れたい。
黄金のススキ写真を見ていると、それと共に秋の虫の鳴き声がきこえてきそうですw
- 2007/12/13(木) 01:46:28 |
- URL |
- ナオシー #-
- [ 編集]
荒波に削られる岩!
寄せては返す波の威力!
凄い迫力だ!
そして、
YSKだったらススキの中にまで突入して行っただろう。。。
- 2007/12/13(木) 04:09:35 |
- URL |
- リョム #-
- [ 編集]
自然のフレーム
正方形という名称
那珂川さんとこで知りました
足を滑らせたら終わり
そんな恐怖とともにシャッターを切っていたのでしょうか?
- 2007/12/13(木) 06:12:19 |
- URL |
- あすとろ #-
- [ 編集]
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- 2007/12/13(木) 07:23:24 |
- 「那珂川流域」の博多もっこす(新館)