
それぞれの願い。
リョムの願い「弘前城に会いたい」
YSKの願い「わんこそばを食べたい」
ふたつの願いはかなった。
そしてkozoの願い「袋田の滝に会いたい」
誰の願いかよくわからんが来てしまった毛越寺を終えて
車はまさにkozoの願いをかなえるために茨城県に向かおうとしていた。
いや、ちょっと待てぃ!
ウナムの願いはどうなる?!
「仏ヶ浦に行きたい」は却下され
苦しみの「酸ケ湯」に我慢して入り
「浄土ヶ浜」もわんこそば優先で却下され・・・
いったいどうすればいいのか!
このままではただの運転ばかりの筋肉疲労の男になってしまう

僕に残った最後の望み。
「米沢に行きたい」
そして「アジアで戦うあの男と会いたい。」
これしかなかった。
もちろんアポなどはとっていない。
しかし、僕は彼がGWに米沢にいることをなんとなく感じていた。
あの店で、あの時のように、ふたたび会える予感がざわめいていた。
その男の名はサムライ。
かつてはアジアで多くのバトルを繰り広げた歴戦の勇士だ。
休止中だが、そのバトルストーリーはブログに残っている
→「サムライ、アジアで戦う。」http://tuyoisamurai.livedoor.biz/アジアで戦ってたサムライさんは気づけば米沢でベトナム雑貨のお店「DAN」を開業し戦場を米沢に移していた。
そして
2007年の東北旅において、いきなりの訪問にもかかわらず僕らをうけいれてくれた
男気あふれるサムライだった。
その模様はこちらから→「
サムライ、アジアで戦う。 東北旅行⑰」
サムライさんにもう一度あって、そして新しいハンチング帽を買いたい!ウナムの願いはこれに決まった。
毛越寺で一か八かサムライさんの携帯に電話をかけてみる。
プルルルルル プルルルルル・・・・
出てくれサムライさん、でないと・・・僕はなんのために東北まできたのか・・・彼は出た。
サムライさんがケイタイに出た。
僕のことを覚えていた。
これから米沢に行きたい、そして一緒に夕食を食べたい(よければお店でお買い物をしたい)
と伝えた。
そしてちょっと問題があったようだが会いましょうっていう話になった。
平泉から米沢までは5時間くらいということらしかった。
そうと決まったら一目散に米沢を目指すしかない!
時は17時、いざ柿色キューブに乗って米沢をいざ目指さん!
が、いきなり平泉のインターまでが激混み。
ほとんど進まない車の中で無常なほどに夕日が美しい。
1時間は無駄にした僕らは流れるような高速へ滑り込む。
順調に高速移動をし、ひょっとするお5時間もかからないんじゃない?と余裕をこいていると・・・目の前に恐ろしい情報が。
仙台あたりから60キロの大渋滞。。。くわばらくわばら

恐ろしい。ETC1000円割引とGWと夕方のコンボは恐ろしい!
目の前にはギャグのような渋滞が待っている。
そんなのに巻き込まれるのはかなわん!
仙台の手前で高速を降りた僕らは全国版マップルを開き抜け道を探し、
山形市に抜ける道を見つけた。
山形市から南に下れば米沢だ!
これしかない!
しかし、思いつくことはみんな一緒らしく、その後1時間程その抜け道でカチコチの渋滞にあってしまうのだった。
渋滞の原因は踏み切りだったらしく、踏み切りを越えれば車は渋滞は氷解してしまって影も形もなくなってしまった。
いったいあの渋滞はなんだったのか?!という怒りとともに
そのあたりから僕はわんこそばをたんまり食べた後、毛越寺でソフトクリームをぺろりんと食べたことがたたったのか、急に腹痛に襲われることになった。
サムライさんに早く会いたいと思えば思うほどお腹は痛くなった。
激痛に耐えながら米沢に着いたのは22時だった。
結局5時間かかった。
夕食には遅すぎる時間だ。
しかし、彼は待っていた。
サムライさんは僕らを待っていた。
再会を喜び夕食へ。
とはいってももうほとんど店は終わっており、選択肢は少なかった。
結果はここになった。

※焼肉でした photo by YSK
まさかの宴会になった。
一日運転した僕は運転手交代でビールで乾杯

サムライさんに「ウナムは鴨志田穣に似てるよね」って言われて「誰?」とか会話しながら
楽しい時間は過ぎていった。
ちょっとだけ米沢牛も食べれて大満足。

※一日の疲れが報われる photo by YSK
おいしかったけどお腹は相変わらず、ピーヒャラヒャラのお祭り騒ぎだった。
そして一息ついて米沢の上杉神社へ。
僕らは知っていた米沢のGWは上杉神社で祭りが行われていることを。
(なぜなら前回もGWにきたから)
夜の上杉神社はもちろん屋台も閉まっていて静かなものだった。

※ライトアップ

※上杉神社のお堀

※祭り
暗くて静かな夜に話したことは忘れがたい。
空気と温度、雰囲気が丸ごと記憶に残る。
またひとつ思い出が増えた。

※屋台も眠る
しかし、この米沢という街は、おととしの大河ドラマの「風林火山」のGACKT謙信にしろ
今年の「天地人」にしろ、上杉ということですごく盛り上がりの中心にある街だなと思った。
ラッキーな街。
今回は愛の文字が躍っていた。
いつもはあの愛の兜も上杉神社にあるそうだ。

※友情写真 photo by YSK with LOMOのフラッシュ
楽しい夜は続く
- 2009/08/28(金) 22:16:39|
- 東北旅2009GW
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夜だからこそ、屋台が閉まっているからこそ、達成できる静けさですね…
素敵な写真です。
- 2009/08/29(土) 13:41:02 |
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